商品詳細
2009年発行 全178ページ
状態:中古 概ね良好
■本書序文■
アイヌ文化は、江戸時代の終わり頃から、ロシアをはじめとする欧米の注目を集め、
明治になると、多くの研究者や収集者が北海道を訪れ、アイヌの人たちから民具や工芸品を求めました。
現在、それらはロシアをはじめとする欧米の博物館や美術館に収蔵されています。
近年、日本の研究者によって海外にあるアイヌ民族資料の調査が行われましたが、
本工芸品展で展示・公開するロシア民族学博物館が所蔵する資料は、
荻原眞子氏(千葉大学教授:当時、現千葉大学名誉教授)を代表とする
ロシア・アイヌ資料調査プロジェクト(SPb-アイヌ民族資料調査団)が
1997年から1999年に実施した「第2次ペテルブルグ博物館アイヌ資料の民族学的研究」で、
その全容が明らかになったものです。
本工芸品展は、アイヌの人たちが創造した「美」に焦点をあて、
ロシア連邦サンクト・ペテルブルグ市にありますロシア民族学博物館が
所蔵するアイヌ民族資料約2,600点のなかから215点を、
同じくロシア連邦オムスク市にありますオムスク造形美術館が所蔵するアイヌ絵12点を、
それぞれ借用して展示・公開するものです。
ロシア民族学博物館のアイヌ民族資料の多くは、1912年から13年にかけて、
北海道平取やサハリンで収集されたもので、収集年、
収集地が判明していることなどから貴重な資料といえます。
また、オムスク造形美術館が所蔵するアイヌ絵は、
江戸時代末期から明治にかけて活躍した平沢屏山の作で、
近年、同美術館の所蔵が明らかになったものです。
日本では初公開になります。
商品の情報
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>アート・デザイン・音楽 |
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商品の状態: | 目立った傷や汚れなし |
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