昭和レトロ　ポーズ人形

東急鯱バスロマンスガイドのポーズ人形です。昭和時代、応接間のブラウン管テレビの上に、よく見かけたものです。

青い基盤の裏側に油性サインペンで「名古屋簡易保険旅行会　H10年4月7日」と記載され、ドライバーとバスガイドの名前が記されているところをみると、そんなに古いものとは思えません。おそらく、バス旅行の景品ではないでしょうか。

とはいえ、正真正銘のポーズ人形であり、平成に入ってもこのようなレトロな景品を乗客に進呈していたことにびっくりです。

残念ながら、背面に色褪せがありますが、人形の命である顔や手足にはくすみもあせもありません。少女漫画から出てきたようなつぶらな瞳、今にも動き出しそうな両手、右肩から下げた青いショルダーバック、膝上10センチの奥床しいミニスカート、すらりと伸びる綺麗な足、チラリと覗く純白のパンティ、いずれも人形好きのフェティシズムを刺激します。

長い間、紙箱に入れて納戸に仕舞われていました。そのために、ご覧のように、紙箱は全体に赤茶けてこまかいシミが見えます。ただ、この紙箱のおかげで、人形本体は比較的、良好な状態に守られてきました。しかも、「わたくしを差し上げます」のキャッチが素晴らしい。思わず、うん、もらってあげるっ、と返したくなります。それに紙箱側面の「鯱バスの歌　ロマンスガイド」のなんと能天気で健康なこと、船村徹は一体どんな節を付けたのでしょう。

ながらく私の宝物でした。
私に代わってこの人形を愛してくださるかたに買っていただきたいです。
説明書つき、友愛玩具製

種類···ドール

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